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歴史の必然なのか、AIの計算なのか
イシ: さて、
吾狼さんがシクシクと泣き出してしまったので、このへんで吾狼さんが喜びそうな陰謀論に入っていきましょうか。データの裏付けとかはあまり関係なく、空想、妄想、推理の領域に。
吾狼: いいですねえ! 待ってました。
幽大: 単純なやつだな。
吾狼: いやいや、陰謀論はむしろ幽大さんの得意分野じゃないですか。
幽大: 余輩のは陰謀論ではなく「予言」だ。
吾狼: はいはい。
イシ: で、陰謀論といっても、話があまりにもとりとめがなくなるのもアレなので、最初に私からひとつ命題を提示してみますね。それは、
A) 今起きている異常なこと、コロナとかワクチンとかウクライナは互いに連係プレーをしているようにも見えるんですが、これは人類の歴史から見て特に異常なことというわけではなく、人間の業(ごう)というか性(さが)というか、そういうものがもたらした
宿命的なものなのか、
それとも、
B) そういう破滅的な計画を立てて実行している
何者かによって操られているものなのか、
……ということです。
吾狼: え? どういうことですか? 簡単にいうと、自然発生的なものなのか人為的なものなのか、ということですか?
イシ: う〜ん、言い方が下手だったな。どう言えばいいかな。
人間が破滅に向かって異常な行動をしていくのも人間が本来持っている性質であって、その意味では
「自然」なことだ、というのが前者のA説。
そうではなくて、
人間の人智を超えた何者か、あるいは極めて少数の権力者や富豪が組織的に計画を立てて実行しているというのが後者のB説、かな。
一般にはB説的なものを「陰謀論」と呼んで、信用するに足りないと唾棄される傾向があるわけだけど。
幽大: その2つは違うものなのかね。どちらの要素も含んで進んできたのが人類史ではないのか?
イシ: う〜ん、そう言われてしまうと……そうなのかも……。
幽大: 例えば、余輩は新コロは人工ウイルスだと思っているが、そういうヤバいものを作りたがる、そして作ってしまうのは、
人間が本来持っている欲とか好奇心といった「生物的な特質」によるものだと思っておる。
古代人が、より破壊力のある武器を作ろうとしたように、科学が進めば、遺伝情報を操作したいとか、ウイルスを作り出したいと思う人間は必ず出てくる。人間というのはそういう性質を持った生き物だと考えれば、
人工ウイルスも、広い意味では「自然発生」したともいえるわな。
人間が自然を破壊して文明の寿命を縮めるのもそうだし、戦争がなくならないのもそうだ。個々の事例は自然発生ではなく人為的なものだが、
そういうことをしてしまうのが人間なのだ、といってしまえば、すべては「自然の成り行き」だ、ともいえる。
吾狼: ああ、それはよく分かります。
ただ、その考え方は広すぎてしまって、いわゆる陰謀論──イルミナティだのディープステートだのが人口削減計画を実行している、みたいな話も、人間はそういう組織もまた作ってしまうものなのだ、と言えてしまいますよね。そうなると、すべてが「人間とはそういうもの」で片づけられてしまいそうです。
幽大: そういうものだろう?
だから余輩は、以前から「陰謀論」という言葉そのものが気に入らんかったんだ。権力者や金持ちがやることは陰謀に決まっているではないか。
陰謀のない歴史などない