21世紀の情報戦争を紐解く動画鑑賞会
2022-04-20


禺画像]
3月、4月は普段は知ることもないようなニュースソースに触れてお勉強する時間が増えた。
その内容を文字で記述するのは大変すぎるので、今回はいくつかの動画を紹介してみることにする。
「アメリカの論理」「NATOの論理」だけが席巻する日本のメディアを見せられている哀しさを知るために。

豊島晋作 テレビ東京報道局報道記者

まずは、テレビ東京で2016年〜2019年までロンドン兼モスクワ支局長をつとめた豊島晋作氏がロシア軍のウクライナ侵攻直前に解説した番組
YouTubeのテレ東公式チャンネル「テレ東BIZ」で公開されている。日本語で語っている動画としてはよくまとまっているので、今回の問題の基本のキを知る入門編として最適かもしれない。

豊島晋作 テレビ東京報道局報道記者、ディレクター、元ニュースキャスター。2006年10月〜報道局政治部担当。2011年4月〜『ワールドビジネスサテライト』ディレクター。2016年1月〜ロンドン兼モスクワ支局長。2019年7月〜番組ディレクター兼クロスメディア部デジタル副編集長。テレ東報道部Webサイト「テレ東NEWS」掲載担当。
この動画のURLは [URL]


豊島氏、この番組の最後のほうではかなり会社(テレ東)に気を使った言い方をしてるが、「歴史的な事実にのっとった冷静な視点を持つ」ことの重要性を懸命に説こうとしている姿勢が立派だ。

ウラジーミル・プーチン ロシア連邦共和国大統領

こうした「入門編」で基礎知識を得た上で、プーチンが国民に向かって語りかけている演説内容を読んでみることも大切だ。
[LINK] (禺画像])
動画は⇒ここなどにあるが、ロシア語を聴き取れる人は少ないだろう(もちろん私も。私は日本語しか聴き取れない)。ありがたいことにNHKが全文を訳しているページがある。
個人が翻訳しているブログもあった⇒こちら

プーチン演説の内容、彼の言い分への賛否は置いておいても、まず、一国の大統領があれだけの言葉を尽くして自分の考えを表明、説明している国だということを知るだけでも大切なことだ。日本の首相がこうした意志表明をするシーンを長らく我々は見たことがない。

冒頭の豊島氏も述べていたが、アメリカとNATOがロシアを不必要に追い詰めたことがいちばんの問題だと指摘している人たちはアメリカ国内にもたくさんいる。

ジョン・ミアシャイマー シカゴ大学 国際政治学者

次はアメリカの国際政治学者ジョン・ミアシャイマー氏が見解を表明している動画。
ジョン・ミアシャイマー 1970年陸軍士官学校卒業後、将校として空軍に5年間在籍。1982年〜シカゴ大学教員。
この動画のURLは [URL]

徹底したリアリストぶりが強烈な印象を与える。
実際、彼は攻撃的現実主義(Offensive Realism)の代表的学者だとされている。
Wikiによれば、これは、
国家を国際関係の主要な要素ととらえているが、いくつかの仮定を加えている。
  1. 国際社会は無政府状態である。
  2. 国家は合理的に行動する。
  3. 国家は、「生存すること」を目標の一つとしている。
  4. すべての国家は、攻撃的な軍事能力を少なからず備えている。
  5. 国家は、他の国家の意図について確証を持つことができない。
ジョン・ミアシャイマーは、この理論の主要な支持者である。
……だそうだ。

続きを読む

[いまどきのメディア]
[今話題の……]
[歴史]
[政治]

コメント(全0件)


記事を書く
powered by ASAHIネット