常総市の洪水被害 ソーラーパネル設置箇所をめぐる情報錯綜のまとめ
2015-09-15


■常総市の洪水被害 ソーラーパネル設置箇所をめぐる情報錯綜のまとめ

時系列でまとめ

9月10日
 ※早朝時点ですでにソーラーパネル設置場所から越水。常総市はその対応に追われる。
 ※テレビでいち早く映し出された決壊場所。すでに上流側から越水してきた水も一緒になって浸水域を広げていった。
  ※決壊してから避難指示を出していた。しかも決壊した川の反対側に避難しろと指示していたことで、市の対応の遅れと不適切さに非難が集まる。


(ソース:TBS News i、ツイッター、JCASTニュース など多数)

以前から危険性が指摘されていた


2014年3月下旬 若宮戸地区の鬼怒川沿いにソーラーパネル設置のため横150メートル、高さ2メートルにわたって自然堤防を削った。これでは安全に暮らせないと住民が市に通報、相談。

この地区は人工の堤防がない「無堤防」地帯だったが、もともと小高い山があり、自然の堤防となっていた。土地開発されて徐々に平地にされたが、2014年3月まではまだ自然堤防と呼べるぎりぎりの高さがあった。

2014年5月の常総市定例市議会で、風野芳之議員が鬼怒川沿いの太陽光発電事業について質問。
それへの答弁要旨を抜粋すると、
都市建設部長 「鬼怒川左岸の若宮戸地区は堤防が築かれていない無堤部が約1キロメートルあるが、通称十一面山の丘陵部が自然の堤防の役目を果たしていた。今年3月下旬に住民から丘陵部の一部が掘削されているとの通報があり、現地を確認し、鬼怒川を管理している国土交通省関東地方整備局下館河川事務所へ報告した。当該地区は民有地で、民間事業者の太陽光発電事業により丘陵部が延長約150メートル、高さ2メートル程度掘削されていた。出水対策として、下館河川事務所で検討してもらい、太陽光発電事業者の土地を借りて丘陵が崩された付近に掘削前と同程度の高さまで大型土のうを設置することとし、現在常総市とともに交渉を進めている」
道路課長  「ソーラーパネルは、法令上は建築物ではないので、開発申請の類の届け出は市には出ていない。そのため、市でも把握していなかった」

(ソース: 常総市議事録、J-CAST、朝日新聞、報道ステーション など多数)

  ※常総市はこの場所がいちばん危険だと知っていた

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