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これは一部の人たちの間ではだいぶ前から有名な話題なので、何を今さらと言われるかもしれないが……、
ディーガル(Deagel)という軍事や航空機関連の情報収集・分析をしているシンクタンクサイトがある。2003年からすでに20年近い歴史があり、それなりに評価されているようだ。
素性はよく分からないのだが、私は勝手に、若い中国系アメリカ人の軍事オタクとか、インテリ退役軍人のグループが運営しているのではないかなどと想像している。
このサイトが、2025年に世界各国がどのように変化しているかの予測というのを2014年から出していて、
2020年8月に内容を更新した。
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各数字は左から人口、GDP(×百万USドル)、軍事費(×百万USドル)、USドルにおける購買力平価 (Power Purchase Parity)。上段が2025年の予測で、下段は2017年の実績。GDPの多い順に並べている
※USドル換算の購買力平価(PPP)=その国である価格で買える商品が米ドルならいくらで買えるかを示す交換レート
それ↑によれば2025年、アメリカは人口もGDPも日本より下位に落ちるらしい。人口にいたっては3億2000万人以上いたのが1億人を割り込むというのだから、ほとんどの人は「そんなバカな!」と笑い飛ばすに違いない。
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↑見やすいように、人口とGDPの部分だけ切り取ってみた。アメリカは人口1億人を割り込み、GDPも87%減らしてブラジルより下位になっている。2019年にGDP世界5位だったドイツは22位で、この図の圏外にまで陥落している
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↑これは2019年時点での実質GDPランキング。数字は左から人口(百万人)、実質GDP(PPP×人口 10億USドル)、公称GDP(10億USドル、軍事費(10億USドル)、USドルでの購買力平価(PPP)
アメリカが壊滅的な崩壊をする一方で、インド、ブラジル、インドネシア、メキシコ、パキスタンといった国々が人口もGDPも増やしている。
ヨーロッパは、フランスとイタリアがGDPトップ10に踏みとどまっている一方で、ドイツは22位でマレーシア、ナイジェリア、フィリピンよりも下位。
英国にいたってはペルー(40位)やカザフスタン(43位)よりも下位の47位で、6500万人いた人口を5000万人減らし、1500万人に満たない小国に落ちぶれることになっている。
このトンデモな予想内容ゆえに、ネット上ではずいぶんと話題になっていた。
で、なぜこのような予想をするのかという理由について、サイトに掲載された解説(note)の全文を、改めてていねいに読んでみた。
Google翻訳だけでも十分に通じるのだが、以下、読みやすくするために一部意訳を交えて訳してみる。
There have been many questions about the countries forecast specially the one focusing on the United States of America (USA). They won't be answered one by one but below you can find some explanation, thoughts and reflections. We are going to keep this as short as possible.
特にアメリカ合衆国 (USA) に焦点を当てた国の予測について多くの質問がありました。 1つずつ回答することはできませんが、以下にいくつかの説明、考え、考察を極力簡単に示します。
The majority of the economic and demographic data used in the making of the forecasts is widely available by institutions such as the CIA, IMF, UN, USG, etc. You can see the most relevant data at every single country's page.