ミタール・タラビッチの「クレムナ予言」 その魅力と信憑性(1)
2022-12-18


禺画像]
年末状の宛名印刷も完了して、後は出すだけになったし、なんか急にやることなくなっちゃったなと思っていたら、ちょうどいい玩具?が見つかった。
In Deepの岡氏のメルマガで知ったミタール・タラビッチという19世紀のセルビア人の予言(託宣?)の話。
私はこれまでまったく知らなかったのだが、この手のものが好きな人たちの間ではだいぶ前から話題になっていたようだ。
[LINK] (禺画像])
「ミタール・タラビッチ」を検索した結果
最初に概要を紹介すると……、

ミタール・タラビッチ(1829-1899)は、セルビアのクレムナという小さな村の農民だった。
彼は文字が読み書きできなかったが、時折予言的な幻視を経験した。信仰心が篤い彼は、彼の叔父であり、ミタールの洗礼時の代父(godfather)にもなっていた地元のセルビア正教会のザハリヘ・ザハリヒ(Zaharije Zaharich)司祭(1836-1918)に、未来を透視した話をした。
司祭はそのすべてを小さなノートに書き留めていたが、1943 年、彼の家族の家がブルガリアの占領軍の攻撃によって燃えてしまった際に一部が消失した。
しかし、コピーが存在し、現在、ザハリヒの曾孫であるデジャン・マレンコビッチ(Dejan Molenkovic)氏の家族が所有している。 (英訳本の編者・ジュラ・セーバーが提供した本の要約紹介的な文章を、Tim Hobbs氏が自分のWEBサイトに転載した Mitar Tarabich Serbian Prophetより)
内容はセルビアとその周辺の政情などがどうなっていくかという内容が多いが、あまりにも詳細に当たっていったので、セルビアでは「黒い予言」として知られるようになり、セルビア政府が懸念して内容を隠蔽した、という話もある。
そのせいか、当地以外にはあまり知られることがなかったようだが、近年になって資料を探し集めて発表する人がいろいろ現れ、セルビア地域以外にも広まっていったらしい。そのへんのことはNora Boylesという人が1998年9月29日付で書いている記録がWEB上に残っている。
思いがけず、私の親戚がドイツの書店でタラビッチ氏の予言のコピーを手に入れることができた。それはミタールが信頼して幻視の内容を打ち明けたセルビア正教会の司祭が作成したメモから、司祭の曾孫であるデジャン・マレンコビッチがゴルンボビッチ氏(Dragoljub Golubovich )の助けを借りてコピーしたものだった。
本のタイトルは「Kremansko Prorocanstvo (クレムナからの予言)」。ローマ字を使用したセルビア語/クロアチア語で書かれ、1982 年に印刷されたものだった。おそらく、現時点で入手可能な最も完全な情報だろう。
しかし、私(Nora Boyles)はその言語を理解できない。本は 200 ページを超え、司祭とその親戚、そしてタラビッチの親戚の写真が数多く掲載されている。しかし、言語の難しさのため、私はミタール・タラビッチの写真を特定できなかった。
願わくば、誰かがこの言葉の問題を解決してくれることを願っている。
Mitar Tarabich〓Serbian Prophet: An Update by Nora Boyles September 29 1998 より)
↑この記述などは、かなり正直に書かれている印象があり、信用してもよさそうに思える。
で、ボイル氏が述べているセルビア語/クロアチア語で書かれた「Kremansko Prorocanstvo (クレムナからの予言)」は、その後、米国で英訳され、89ページのペーパーバック本として出版された。
著者はJura SeverとZoran Vanjaka。版元はVantage Pressということだ。
この本にはデジャン・マレンコビッチ氏が所有しているザハリヒ司祭の残したメモのコピーの内容と、その内容がいかにその後の歴史と符合するかという検証やいくつかの注釈が書かれている。

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