最近目に留まった発言など「まとめ」
2014-01-27


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このところ、他人(ひと)様が書いた文章や発言に感心させられることが多い。
そういうのをまとめて紹介しやすくブログにUPするのもいいかもしれないなあ、と思った。
……という前置きはどうでもよくて、本題。


都知事選関連

1月22日に細川護煕氏が開いた都知事選立候補表明会見での演説内容が⇒ここに全文のっている
ネガティブ報道をするメディアが目立つが、とてもいい内容だ。

//なぜ決意をしたかということですが、今の国の目指している方向、その進め方になにかと危ういものを感じているからです。憲法でも、安全保障でも、近隣諸国との関係でも懸念していることがいくつかあります。(略)
現在の 1 億 3 千万人の人口が50年後には 9 千万人に、100年後には江戸時代に近い3分の1の4千万人にまで減ると予測されるこれからの時代に、いままでのような大量生産、大量消費の経済成長至上主義ではやっていけないのではないか。腹一杯ではなく、腹7分目の豊かさでよしとする抑制的なアプローチ、心豊かな幸せを感じとれる、そういう社会を目指して成熟社会へのパラダイムの転換を図っていくことが求められているのだと思います。
これは世界でも恐らく初めての歴史的実験になるかもしれませんが、世界が生き延びていくためには、豊かな国がその生活のスタイルを多消費型から共存型へと変えていくしかありません。成長がすべてを解決するという傲慢な資本主義から幸せは生まれないということを我々はもっと謙虚に学ぶべきだと思います。 //

言い換えれば、経済がマイナス成長の数字を示しても、人の心が豊かになる社会をめざすべきだと言っている。こういう主張を正面切って掲げた都知事候補者というのは初めてではないだろうか。

//かつて私も不覚にも信じ込んでいた、原発がクリーンで安全だという神話はもはや完全に崩れ去りました。
核のゴミは捨てる場所さえみつからない。捨て場もないのに、原発を再稼働させるようなことは、後の世代に対するまさに犯罪的な行為です。原発がなければ日本の経済は成り立たないという人がいますが、もう2年間原発が止まっていても現に日本経済はなんとかうまくまわっているではありませんか。もちろん、そのために火力発電の燃料費など相当なコストを海外に払っているわけですが、一方で、いままで原発事業の無責任体制によって、原発には実は天文学的なコストがかかっているのです。しかし、それが見えない形で税金などで国民の負担にされて、原子力による発電のコストは安いというごまかしと嘘がまかり通ってきました。原発の安全性の問題や核のゴミのことを考えたら、原発がいかに割に合わないものであるかは明らかです。 //



この「原発のコストは天文学的な数字になる。税金や総括原価方式電気料金などで国民が際限なく負担させられてきた。そのごまかしでの安いというのは大嘘だ」というメッセージをちゃんと報道したのはテレビ朝日『報道ステーション』くらいで、NHKのニュースなどでは見事にカットされていた。

天皇のお言葉をNHKがカット?

NHKのニュースがカットしたといえば、昨年末の天皇誕生日に際しての記者会見で天皇が述べられた内容もカットされていた。
この問答は事前に記者クラブ側から提出された問いに対して用意された回答(文書)で、宮内庁サイトで全文を読める
この中で、


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